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T細胞増殖因子IL-15を用いた新たな高齢者敗血症治療薬の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 井上 茂亮  東海大学, 創造科学技術医学部門, 講師
研究期間 (年度) 2011 – 2012
概要[目的]ヒトおよびマウスの高齢敗血症における免疫機能を明らかにし、免疫機能を改善する適切な分子を選択し、その効果を判定すること [結果]高齢者のCD4+およびCD8+T細胞では、若年者と比較して、CD28陽性率が有意に減少し、programed death-1(PD-1)陽性率が低下し、T細胞が非活性化している可能性が示唆された。高齢者敗血症モデルではIL-15受容体陽性率が若年者より有意に低下していた。高齢敗血症マウスでは若年敗血症マウスより予後不良であり、PD-1の陽性率、制御性T細胞の割合、アポトーシスの割合が増加し、T細胞の数と機能が障害されている可能性がある。[今後の展開]PD-1受容体の抗体および組み換えたんぱくIL-15を高齢者および高齢マウスに投与し、老化T細胞の再活性化に向けた研究を展開していきたい。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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