マイクロ固体酸化物形燃料電池のための選択的電極・電解質膜形成技術
研究責任者 |
山崎 和彦 茨城大学, 工学部, 講師
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 本研究課題は、レーザ焼結法を用いたマイクロ固体酸化物形燃料電池のための選択的電極・電解質膜形成技術の確立を目的とする。空気極材料のサマリウムストロンチウムコバルタイト粉末、もしくは燃料極材料のセリア系ニッケルサーメット粉末と、造孔剤、高分子バインダを加えてそれぞれのペーストを作製し、セリア系電解質基板上に塗布、仮乾燥を行った。その基板を加熱しながらレーザを集光照射したところ、走査パターンに対応した多孔質電極膜が形成した。また同様の手法を用い、セリア系電解質粉末からバルク電解質膜の形成にも成功した。しかしながら、焼結膜と基板内部のクラックの抑制、それぞれの膜の電気特性の評価などが今後の課題となる。
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