1. 前のページに戻る

新しい抗動脈硬化薬としてのジヒドロピリジン系降圧薬光学異性体

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 加藤 隆幸  大阪市立大学, 大学院医学研究科, 講師
研究期間 (年度) 2011 – 2012
概要動脈硬化は血管内皮細胞などが障害・活性化され、そこに炎症性細胞が集積し、活性酸素などにより血管が肥厚する。発生する部位により致死的な疾患となる。ジヒドロピリジン系降圧薬は血管拡張作用と抗炎症作用を示す。臨床で用いられている上記薬剤の多くはラセミ体の混合物であり、血管拡張作用はS-enantiomer(S体)にある。本研究で、BenidipineのS体ではなくR+enantiomer(R体)が炎症性サイトカインによる血管内皮細胞の活性酸素産生を抑制することを見出した。これらの研究成果を発展させ、R体による血管内皮細胞及び好中球機能制御機序を解明し、新規抗動脈硬化薬としての有用性を明らかにすることを目的とする。

URL: 

JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

サービス概要 よくある質問 利用規約

Powered by NII jst