位相遅れとゲインを独立に設定できるドライビングシステムの開発
研究責任者 |
毛利 宏 山梨大学, 医学工学総合研究部, 教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 普段の運転では過敏に応答することなく、急な操作にはドライバの意思通りに動く自動車を題材として、ユーザの疲労感を大幅に低減可能なインターフェースを開発する。そのために、入力に対して位相遅れを小さく保ったまま、高周波ゲインを低減する非線形フィルタを作成した。そのフィルタをドライビングシミュレータに実装して、操舵角に対するヨーレイト特性を変更して実験したところ、位相遅れなく高周波ゲインを低減すると運転しやすくなるという期待通りの効果を体感できた。一連の研究結果は査読論文に掲載した。今後は企業と共同して商品化要件を考慮して研究を継続する。
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