新しい発想により発見された生体に存在する癌増殖抑制/転移抑制タンパク質(ケモカインBRAK)の迅速精製法の確立
研究責任者 |
畑 隆一郎 神奈川歯科大学, 口腔難治疾患研究センター, 特任教授, センター長
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 本研究は我々が見出した、生体内に存在する癌抑制分子分子であるケモカインCXCL14/BRAKを動物細胞で大量に合成させ、かつ迅速に精製する方法を確立することを目的としている。ヒトに対する安全性が認められているチャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞を用い、ヒトCXCL14/BRAK遺伝子を導入してヒトCXCL14/BRAKを合成する細胞を作成し、この細胞を無血清培養して、得られたヒトCXCL14/BRAKを特異的な吸着カラムを用いて迅速に精製する方法と条件を見出した。今後、ゲルクロマトグラフィー、と再クロマトグラフィーを併用してヒト型CXCL14/BRAKタンパク質精製法の実用化を図る予定である。
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