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光合成細菌が分泌する新規糖類の工業原料化への利用研究

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 魚住 信之  東北大学, 大学院工学研究科, 教授
研究期間 (年度) 2011 – 2012
概要太陽光をエネルギー源として、大気中のCO2を固定して増殖し続ける藻類に、NaClを添加することによって細胞外多糖の生産を誘導させることを申請者らは見いだしている。この多糖郵送生産系の分子レベルの制御の解析と多糖を主要成分とする炭素化合物の生産系の開発をすすめた。ラン藻が、増殖から細胞外に多糖を分泌生産するように誘導生産をつかさどる高塩濃度を感知するセンサーの候補遺伝子、多糖生産量を低下させる候補遺伝子および高生産を誘導する候補遺伝子を同定した。さらに、主要な炭素化合物資源である細胞外多糖成分の抽出と有用糖類の単離・精製を行い、炭素化合物の抽出の可能性を示した。これにより、藻類の多糖の効果的な培養生産と炭素化合物の工業原料としての利用にむけた技術開発研究基盤の構築に至った。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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