概要 | 水処理を目的として、液中に溶存している難分解性有機物質の高効率分解技術確立を目指して、省エネ型気泡内パルス放電技術と微小バブルジェット発生技術を融合することにより、気泡界面近傍で活性種を生成するバブルを発生する高活性多点バブルジェット発生システムを開発した。6~8kVで600~ 1,200HzのDCパルス放電により、多数のバブルジェット内にストリーマが発生し、特に酸素バブルジェットでは、Oラジカル、OHラジカルやオゾンの生成により、30分間処理で550mLのメチレンブルー水溶液の脱色率が最大で、従来技術オゾンマイクロバブルジェットによるものと同程度以上であり、溶液の導電率効果も明らかにした。また、本システムでも20~40Wで、アルゴンバブルジェットの多くのOHラジカル生成により高難分解性物質である酢酸の分解にも成功し、分解効率を最大にする周波数効果も明らかにした。
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