金属材料の塑性変形の歪み分布を可視化するスマート光学コーティング
研究責任者 |
不動寺 浩 独立行政法人物質・材料研究機構, その他部局等, 研究員
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 本課題はナノテクノロジーを活用して創製したスマート材料を社会インフラの安全性確保の1つである構造物ヘルスモニタリングへの展開を目標とした3研究機関による異分野融合プロジェクトである。それぞれの専門性を生かし、緻密な連携体制のもと材料設計、評価・計測、実装技術などの視点から既存にはない革新的な新技術(スマート光学コーティング)を開発した。PETシート上に形成したオパール結晶薄膜の構造色が歪みによって変化する新現象を歪みの可視化と歪み量測定へ応用した。また、試験片に実装する技術などを含め、その基盤となる要素技術を確立した。実用材料として技術移転を行うには、低コストで高品質なオパール薄膜の成膜技術(膜の結晶性・均一性)、既存の歪みゲージと同等の歪み感度を有する材料設計、実装時の環境による測定結果への影響に関する検証などが課題である。
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