QoEベースビデオ出力方式SCSの高品質ビデオ・音声IP伝送への拡張
研究責任者 |
田坂 修二 名古屋工業大学, 教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | HDビデオ(1920×1080画素)・音声のIP伝送にQoE(*1)ベース出力方式SCS(*2)を適用し、QoEを評価した。これにより、HDビデオ伝送でSCSが有効であることを確認するとともに、より高い性能を得るための課題を確認した。また、SCSの閾値選択方式として、リモコンを模したユーザインタフェースを携帯情報端末上に実装した。主観評価実験により、実装した2モード切替方式、4モード切替方式のQoEを、0%固定方式、100%固定方式と比較した。その結果、4モード切替方式の総合QoEが最も高くなることが分かった。更に、様々なユーザに使われることを考慮し、ユーザ属性がQoEに及ぼす影響を調査した。 (*1)Quality of Experience;ユーザ体感品質 、(*2)Switching between error Concealment and frame Skipping;誤り補償・フレームスキップ切替方式
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