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高い生分解性を有する無毒性付着阻害物質の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 北野 克和  東京農工大学, 大学院農学研究院, 准教授
研究期間 (年度) 2011 – 2012
概要本研究では、フジツボ類等の海洋付着生物に対する“環境にやさしい”付着防汚剤開発への応用を視野に入れた、高い生分解性を有する無毒性付着阻害物質の開発を目的とした検討を行った。具体的には、生体成分を基本構造として、最終的には生分解されて無毒性の生体成分へと変化する付着阻害活性物質の創製を行った。その結果、研究期間内の数値目標とした、フジツボキプリス幼生に対する付着試験で有効な付着阻害活性(EC50;<0.3 μg/ml)を示し、なおかつ高濃度でも毒性を発現しない(LC50;>100 μg/ml)新規付着忌避物質を複数創製することに成功した。今後は、詳細な海洋評価試験等を行うことによって、漁網用防汚剤、船底防汚塗料開発に応用されることが期待される。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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