研究責任者 |
俣野 善博 京都大学, 工学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | α位で直接連結された高分子(ポリホスホール)の合成へ向けて、単量体の合成法を確立した。まず、可溶性置換基の導入位置が異なる三種類のホスホール単量体を合成し、クロスカップリング反応を利用してそのポリマー化を検討した。ホスホールのβ位に長鎖アルキル基を導入した場合には、立体障害の問題からポリマー化が効率よく進行しなかったが、ホスホールのリン上置換基に長鎖アルキル基を導入した場合には、ポリマー化が効率よく進行し、目的とするポリホスホールを得ることに成功した。研究の達成度は9割程度である。また、ポリマーの電荷移動度の測定とポリホスホールを構成要素とする有機薄膜太陽電池の光電変換効率の評価を行った。
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