生物時計変異株の葉緑体を用いた有用物質の大量生産系の開発
研究責任者 |
松尾 拓哉 名古屋大学, 遺伝子実験施設, 助教
|
研究期間 (年度) |
2011 – 2012
|
概要 | 本研究は緑藻の葉緑体を有用物質生産のプラットフォームとして利用するために、葉緑体の遺伝子発現の活性が恒常的に高くなっている概日リズム変異株を探索した。モデル生物として単細胞性の緑藻であるクラミドモナス(Chlamydomonas reinhardtii)を用いた。葉緑体遺伝子のプロモーターの制御下でレポーター遺伝子であるルシフェラーゼを発現させ、概日リズムの変異株におけるレポーター活性を調査した結果、レポーター活性が恒常的に高くなっている変異株を発見した。これらの変異株は、緑藻の葉緑体における有用物質生産のプラットフォームとしての利用が期待される。
|