紫外線誘導性皮膚癌モデルマウスの創薬におけるプラットフォームとしての応用
研究責任者 |
横川 真紀 高知大学, 医学部, 助教
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 我々は、遺伝子改変マウスに紫外線を反復照射し、皮膚癌、皮膚癌の早期病変あるいは前癌症状といった種々進行度の皮膚腫瘍を耳介に誘導した。今回、このモデルマウスに誘導した皮膚癌に自然免疫賦活化を 介して抗腫瘍作用を発揮すると考えられているトール様受容体(TLR)アゴニストを外用投与し、ヒト皮膚癌において想定されている抗腫瘍メカニズムを検証した。さらに、このモデルマウス耳介に誘導した種々進行度の皮膚腫瘍にTLRアゴニストを投与し、その治療・予防効果をプロスペクティブに解析した。これらの結果より、このモデルマウスが治療薬・予防薬の効果解析に有用な優れた実験動物であることが示せた。創薬におけるプラットフォームとしての応用が期待できると思われる。
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