富栄養化防止のための塩分含有アンモニア排水のアナモックス処理技術開発
研究責任者 |
金田一 智規 広島大学, 大学院工学研究院, 助教
|
研究期間 (年度) |
2011 – 2012
|
概要 | 瀬戸内海などの閉鎖性水域において富栄養化が深刻な問題となっており、原因物質であるアンモニアなどの栄養塩の除去が求められている。アナモックス処理は従来の窒素除去法と比べて高効率であるために実用化が期待されている。アナモックス処理には前処理となる亜硝酸型硝化が不可欠であるが、亜硝酸型硝化は低濃度アンモニアや塩分を含有する排水に対しては、これまでのところ安定的に処理することが困難である。本課題では低濃度アンモニア・塩分含有排水の亜硝酸型硝化の安定化のために、新規微生物の高濃度保持と気体透過膜による適切な酸素供給による亜硝酸型硝化の技術開発を行い、省エネルギー型の水質汚濁防止技術を確立する。
|