廃瓦粗骨材の内部養生による高性能鉄筋コンクリート部材の開発
研究責任者 |
佐藤 良一 広島大学, 工学研究院, 教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 適度な吸水率と人工軽量骨材の半分程度の破砕値を有する廃瓦を内部養生効果を有するコンクリート用骨材と適用し、その内部養生効果により、高炉セメントB種を用いたコンクリートおよび鉄筋コンクリートの性能向上を図ることを目標とする。検討の結果、コンクリートの圧縮強度は、材齢3日以降乾燥暴露の条件下では、内部養生 コンクリートの場合の検討要因は養生条件、廃瓦粗骨材、廃瓦細骨材の骨材種類で、置換率の水準は前者の場合容積置換率10%、20%、後者の場合12%、23%である。検討項目は強度、ヤング係数、破壊エネルギーである。これらについてはほぼ実施した。 今後は、廃瓦骨材の置換率を増大させて、強度、耐久性の観点から最適な置換率を検討するともに、鉄筋コンクリートはりのひび割れ抵抗性、ひび割れ幅、耐荷力を検討し、廃瓦による内部養生効果を明らかにする。
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