研究責任者 |
多田 教浩 岐阜薬科大学, 薬学部, 助教
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 申請者が見出した光酸素酸化技術を用いて産業界からの要望が非常に強いハロゲン化キシレン類の酸化を行い、収率90%以上で対応するハロゲン化フタル酸類を得ることを目的とした。申請者が4-tert-ブチルトルエンを基質として最適化した可視光と空気存在下、2-クロロアントラキノンを用いる反応条件をハロゲン化キシレンに適用したところ、目的のハロゲン化フタル酸は低収率であった。また、新規触媒を合成して反応を行ったが収率は改善しなかった。そこで塩基を増量し水を添加したところ、目的のハロゲン化フタル酸の収率が劇的に向上した。今後新規触媒の合成と添加剤や溶媒の検討を行い目的の収率90%以上を達成する予定である。
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