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セシウム(放射性)を特異的に結合するシクロファン類の開発とその実用化

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 柘植 顕彦  九州工業大学, 大学院工学研究院, 教授
研究期間 (年度) 2011 – 2012
概要2011年3月11日に東北地方を襲った大震災による福島原発事故の影響は、広範囲に及んでいる。 その中でも放射性セシウムの拡散は、今後、長期に亘り、その環境、生体等への影響が非常に懸念される。 一方、我々は、これまで芳香族を基盤とする環状化合物(シクロファン)類の研究の中で、特異的に特定の金属を、シクロファン分子の内部空孔内に捕捉できることを見出している。 これらの知見をもとに、セシウム捕捉選択性のある化合物の合成、評価を行った。 その結果、セシウムに対して特異的な結合を示すシクロファン類の合成に成功した。 しかしながら、他の共存金属との選択性の差を見出すには至っておらず、達成度は60%と判断している。 今後は、選択性に着目した新規化合物の構築を行う予定である。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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