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バイポーラ伝導性磁性体から構成するスピン注入型磁化反転素子

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 酒井 政道  埼玉大学, 大学院理工学研究科, 准教授
研究期間 (年度) 2011 – 2012
概要実質的にゼロとみなせる極めて小さいホール係数を有し、且つ、高いスピン偏極度を有するバイポーラ伝導性磁性体をスピン源とする新しいスピン注入型磁化反転素子を製作する目標に対して、当該実施期間では、(1)純スピン流発生領域に相応しい材料が、磁性モーメントを有するレアアース元素とそれを有しないレアアース元素を或る割合で合金化したものを水素化して作製されるレアアース合金水素吸蔵体であること、および(2)その水素吸蔵体を電流チャネル領域とする微小ホール素子製作を通じて、ウエットプロセスを含んだフォトリソグラフィ工程と、反応性の高いレアアースの成膜およびその水素化処理工程とを両立できる最適作製条件を見出した。これら(1)と(2)の成果は、バイポーラ伝導性磁性体を用いたスピン注入型磁化反転素子の実用化を高める上で極めて重要な知見である。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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