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チェックポイント機能を欠如したがん細胞特異的に化学療法の効果を増感させる薬剤の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 増田 雄司  広島大学, 原爆放射線医科学研究所, 助教
研究期間 (年度) 2011 – 2012
概要RAD18はPCNAのユビキチン化酵素であり、DNA損傷トレランス機構の制御因子である。本研究開発の最終目標は、RAD18のサブユニット間の相互作用を妨げることにより、その酵素活性を特異的に阻害する化学物質を開発することにある。本申請研究の目的はその前段階として、「サブユニット間の相互作用」を競合的に阻害することが、原理的に可能であるかどうかを明らかにし、もし可能であれば、そのような機能を持つタンパク質/ペプチド断片を見いだすことにあった。研究の結果、RAD18の一部の58アミノ酸残基とタグ配列からなる9 kDaのタンパク質が試験管内のPCNAのユビキチン化反応を阻害することを明らかにした。この成果は、RAD18を標的とした薬物開発の可能性を示唆している。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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