環境適用型撥水撥油表面創製を指向した新規フッ素-非フッ素交互型ポリマーに関する研究
研究責任者 |
矢島 知子 お茶の水女子大学, 大学院人間文化創成科学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 撥水撥油材は欠かすことのできない材料であり、これまで長鎖のパーフルオロアルキル基を有するフッ素系材料が用いられてきた。しかし、近年長鎖のフルオロアルキル鎖化合物の体内蓄積性が指摘され、その使用が制限されつつある。そこで、長鎖のフッ素鎖を持たない、環境適用型の撥水撥油材の代替材料の開発として、本研究では申請者らのグループが開発した光ラジカル反応を基に含フッ素ポリマーの合成法開発し、新規含フッ素撥水撥油表面の創製を目指した。その結果、光反応による含フッ素ポリマーの合成を可能にし、全フッ素型ポリマーと同等の撥水性を得ることに成功し、環境適応型撥水撥油材となることを明らかにした。
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