冷房・冷凍機器の高効率化を実現する表面微細周期構造を持つラジエータの開発
研究責任者 |
戸谷 剛 北海道大学, 大学院工学研究院, 准教授
|
研究期間 (年度) |
2011 – 2012
|
概要 | 波長領域8~13μmのみで放射し、かつ放射率が0.9以上となる表面微細周期構造を実現することが目標である。波長領域8~13μmで高い放射率を持ち、波長領域8~13μm以外では低い放射率となる結果が得られ、目標である「波長領域8~13μmのみで放射し、」を達成できた。放射率の最大値は0.6であり、目標である「放射率が0.9以上」を達成できていないが、既存研究における表面微細周期構造による放射率の増加の最大レベルを達成できた。以上より、表面微細周期構造を持つラジエータの必要条件である「大気に吸収されることなく表面微細周期構造から宇宙への熱の放射を支配的にする」ことを実現する目処がついた。
|