パフォーマンス駆動型制御システムの構築とその実用化
研究責任者 |
山本 透 広島大学, 大学院工学研究院電気電子システム数理部門, 教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 本研究は、その操業データ(入出力)データから制御対象の制御性能を評価し、所望の制御性能が発揮されていない場合には、そのコントロールパラメータを再調整する仕組みを有する「パフォーマンス駆動型制御システム」を構築することを目的としている。とくに、対象を線形単一入出力系に限定することなく、多変数系、非線形系に対しても適用可能となるアルゴリズムを構築した。また、プロセスシステム(本研究では、射出成型プロセス、ならびに定量フィーダプロセス)への適用を通して、有効性を検証した。しかしながら、操業データから制御不良が制御パラメータの調整不良なのか、外乱による影響なのかを判別する部分のアルゴリズム構築が、思いの外難しく、引き続き解決に向けて研究を進める予定である。
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