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疎水性イオン液体を用いる高効率マンガン電解リサイクリング

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 邑瀬 邦明  京都大学, 大学院工学研究科, 准教授
研究期間 (年度) 2011 – 2012
概要金属マンガンは、鉄鋼や軽金属に添加し耐食性や展伸性を付与するための重要素材である。しかし、その供給は国外に全量依存し、供給障害の不安をかかえている。本研究では、高い電流効率での金属マンガンの電解採取技術のため、イオン液体系電解浴からのマンガン電析を調べた。イミダゾリウム型のイオン液体を用い、浴の電気化学特性を調べ定電位電析を試みた。その結果、2位をメチル置換した1-butyl-2,3-dimethylimidazoliumum陽イオンを選ぶことで、金属マンガンの電析が可能であることを見いだしたが、大気中ではイオン液体の分解が同時に進行し、高い電流効率の達成は困難と判断された。比較のため行ったスルホン系溶媒では、より可逆性の高いマンガン電析がうかがわれた。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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