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NMDA受容体の上方制御ハブ分子Srcの脱連結による網膜神経節細胞の保護

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 加藤 梧郎  山梨大学, 大学院医学工学総合研究部, 助教
研究期間 (年度) 2011 – 2012
概要Srcと相互作用蛋白との相互反応が、網膜神経節細胞(RGC)の変性を起こす緑内障等視神経症の新規の治療標的となる可能性が示されている。そこでまず、SrcのNMDAR複合体との相互作用領域に由来するSrcUDペプチドのRGC保護効果を検討した。ラット単離RGC初代培養系による評価系を構築し、三種類の化学合成したSrcUDペプチドのRGC生存に及ぼす影響を評価した。その結果、何れのSrcUDペプチドも保護効果を示さなかった。従って、SrcによるNMDARの上方制御は、RGC生存死の調節には関与していない可能性が高い。SrcとNMDAR以外の他の相互作用蛋白との反応系を遮断するRGC保護分子の探索が必要である。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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