層状複水酸化を前駆体に用いた全固体リチウム電池の開発
研究責任者 |
園山 範之 名古屋工業大学, 大学院工学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 層状複水酸化物(LDH)を前駆体に用いて、全固体リチウム電池の正極、固体電解質材料の探索を行った。リチウム-マグネシウム-アルミニウム含有LDHを用いて合成した材料ではイオン導電性が得られなかったが、他のLDHを用いて合成した試料では、イオン導電性が確認された。正極材料探索では、ニッケル-バナジウム含有LDHを前駆体に用い、400°C焼成した試料で、350 mAh/g以上の容量が得られ、10サイクルの充放電後も85%の容量が維持された。 これらの材料をホットプレス法により同時に一体焼結・積層化することを試みたが、焼結性が悪く、積層した焼結体は得られなかった。
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