研究責任者 |
増永 二之 島根大学, 生物資源科学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 土壌粒子を繊維と混合して構造化することにより、圧密に対する復元力を有する透排水性の高い土壌構造に改善できる。本研究では、土壌粒子を構造化そしてブロック化して、汚水浄化機能を向上させた土壌ブロックを作成する技術の開発を進めた。土壌粒子と繊維の混合方法、バインダー(接着剤)の種類および配合比を検討し、砂質のマサ土から団粒構造の発達した土壌を用いて、自然土壌では発現しない、土壌孔隙を高く維持した状態で耐圧性および圧密に対する構造復元性を発現させる事ができた。この技術により作成した土壌ブロックは、汚水流入時にも構造が安定し長期間高い透水性を維持でき、これにより長期間安定した浄化能を持つことが期待される。
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