認知障害者の行動管理を支援するスマートメモリーエイドの開発
研究責任者 |
廣冨 哲也 島根大学, 総合理工学部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 認知症や脳血管疾患等に起因する認知障害は、記憶・注意・遂行機能の低下を引き起こす。自立した生活を実現するため、低下した機能の代償手段として、行動を想起する手がかりを提供する支援機器「メモリーエイド」が使用されている。しかし、既存の機器は、認知障害に起因する日々の活動性の変化に対応できず、介護者による頻回な介入を必要とする。本研究では、行動の手がかりとして提示する内容や提示のタイミングを、スマートフォンの加速度から推測する活動性に応じて変化させる「スマートメモリーエイド」を試作した。さらに、プロキシユーザによる実験とフォーカスグループでの意見交換等を通じて、試作したプロトタイプの有用性を評価した。
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