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重度障害者の意思伝達を支援する舌インタフェースの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 佐々木 誠  岩手大学, 工学部, 助教
研究期間 (年度) 2011 – 2012
概要口腔内に如何なる計測装置も挿入する必要のない、安全かつ画期的な舌運動推定法として、非侵襲的に観測可能な舌骨上筋群の表面筋電位から、右、左、前方向へと随意的に押し付けた舌の運動、唾液嚥下、開口の各運動を90 %以上の精度で識別する手法を開発した。また、健常成人男性5名を対象とした実験により、口腔内に押し付けた舌の位置だけでなく、力の強弱についても、平均88%の精度で識別できることを示した。今後は、企業への技術移転を行うために、識別可能な動作数や推定精度の向上を図るとともに、汗や皮脂、疲労などが推定精度に与える影響や、本手法を適用可能な重度障害者の障害レベルなどを明らかにする必要がある。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-07-16  

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