地震時液状化対策を想定したウレアーゼ型バイオグラウトの開発
研究責任者 |
安原 英明 愛媛大学, 理工学研究科(工学), 准教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 本研究では、ウレアーゼ活性による尿素の加水分解作用を利用して、地盤間隙中に炭酸カルシウムを析出させ、地盤を改良するグラウト工法の開発を実施した。本研究の達成目標は、グラウト材の最適配合の決定、力学試験による砂試料改良効果の検討、中型・大型土槽を用いた注入試験の実施、および炭酸カルシウム析出を考慮した室内試験の再現解析を行うことであった。特筆すべき成果として、グラウト濃度を一定条件とし、グラウト注入回数を1~3回と変化させた実験を行った結果、大型土槽内で、ほぼ想定通りの改良体を作製することに成功した。また、数値解析的検討では、実験結果を概ね再現する成果が得られた。
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