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CFPD技術を応用したヒト難治性がん標的用膜透過ペプチドの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 近藤 英作  愛知県がんセンター(研究所), その他部局等, その他
研究期間 (年度) 2011 – 2012
概要【目標】CFPD 技術を応用して分離したヒト膵がん(浸潤性膵管癌)および腹膜転移性胃がん(低分化型腺癌)に対する選択的高透過性膜透過ペプチド配列の候補から最高性能(選択的かつ高効率浸透性)を発揮するペプチドを開発することを目指した研究を実施した。【達成度】10か月の研究期間内に、ヒト浸潤性膵管がん細胞高透過性ペプチド(膵がんホーミングペプチド)として、2種類の異なる配列とフォームを持つペプチド(CPP36, pE12)を開発した。これらについては、細胞レベルの透過特性と生体内イメージング解析による性能評価を実施できた。胃がんについては現在候補ペプチドの合成がほぼ終了し、性能検定に入るところである。【今後の展開】開発した膵がん高吸収性ペプチドについては、さらに生体内動態、安定性、安全性などの試験を行うことにより詳細なスペックの検証を進める。次段階として、生体内膵がん腫瘍組織イメージング用ペプチドプローブ開発のための蛍光物質やアイソトープ標識フォームの検討や、薬物送達のためのドラッグデリバリー用ツールとしての応用展開の研究を進めていく。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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