研究責任者 |
濱渦 康範 信州大学, 大学院農学研究科, 准教授
|
研究期間 (年度) |
2011 – 2012
|
概要 | カリン果実に含まれるエキス分にはラットにおけるエタノール誘発性胃粘膜傷害に対する予防効果がみとめられている。本研究ではカリン果実からの熱水抽出エキスを砂糖と煮詰めてゲル化させ、ゼリー状食品とし、強い胃粘膜保護作用を有する加工品として仕上げることを目的とした。ゼリーの胃粘膜傷害予防作用は、果実を長時間煮出したエキスを使用した方が、短時間煮出したものを用いたものよりも強かった。作用因子はプロシアニジンおよび可溶性多糖類であることが示され、強い胃粘膜保護作用はこれら両成分の協調的な作用によることが示唆された。
|