研究責任者 |
佐藤 岳彦 東北大学, 流体科学研究所, 教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 本事業では、小型可搬型の大気圧滅菌法を開発し、緊急災害時や世界各地における僻地、また家庭内の簡易殺菌装置としての実用化に供することを目的とする。実施方法は、φ7 cm×10 cmの小型滅菌装置を利用した大気空気滅菌と水蒸気滅菌の滅菌効果の検証と、より大型の容器を用いて大気空気滅菌装置で発生する窒素酸化物の低減法の開発を行う。本事業では、大気空気中で小型容器を用い60°C未満、10分で滅菌を可能とする装置の開発に成功した。また、簡便な装置で窒素酸化物を5 ppm以下に低減することに成功した。今後は、排出する窒素酸化物濃度のさらなる低減化ならびに水蒸気滅菌の滅菌効果の検証を進める予定である。
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