炎症性腸疾患治療用の経口投与用モノクロナールIgA抗体医薬の開発
研究責任者 |
新蔵 礼子 長浜バイオ大学, バイオサイエンス学部バイオサイエンス学科, 教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 炎症性腸疾患は治療に難渋する事が多く難病に指定されている。ステロイド等の免疫抑制剤が投与されるが、長期投与が必要で副作用が問題である。 申請者は、ターゲットとする腸内細菌に対する抗体を産生するマウスの腸管由来IgA産生ハイブリドーマ株多数を樹立し、それらの抗体の性質を検討した。本研究で開発した特殊なスクリーニング方法を用いて、治療効果が高いと思われるIgA抗体を選択した。この抗体を、炎症性腸疾患を生じているモデルマウスに経口投与し、炎症を制御できるか検討する。
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