研究責任者 |
前原 常弘 愛媛大学, 理工学研究科(理学), 教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 本研究は水中高周波プラズマによる水処理の高効率化を目指したものであり、水の導電率の増加とともにプラズマへの入力電力の正味量が増加するということに着目している。研究期間内には主にメチレンブルーを用い、その分解率の導電率依存性とpHへの依存を調べることにあった。しかしながら、プラズマ発生の安定化に時間を要し、導電率依存性のみを得るに留まった。種々の工夫によって、純水から飽和食塩水まで、安定的に水中で高周波プラズマを維持することが可能となった。更に、期待されていたように、最大5倍を超える分解率の改善を得ている。また、過酸化水素発生の導電率依存性も得られ、導電率が増加しても十分な量の過酸化水素が発生していることが明らかとなった。
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