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関節リウマチ分子治療薬候補分子miR-124aのラットでの効果を組織学的・臨床的に明らかにするための研究

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 河野 誠司  神戸大学, 医学部附属病院, 講師
研究期間 (年度) 2011 – 2012
概要ヒト関節リウマチ滑膜組織では、miR-124aが減少している。本研究ではmiR124aのラットにおけるホモログであるmiR-124のラット実験関節炎に対する抑制作用を組織学的・血清学的に明瞭に証明することを目標とする。まずラット実験関節炎において、miR-124投与により滑膜増殖、軟骨破壊、炎症性細胞の浸潤の範囲が、50%以下となることを明らかにした。また、滑膜組織で実際に関節注射投与したmiR-124 が関節炎症局所に十分到達していることを、RT-PCRにて量的に証明した。以上より、当初の今年度の目標はほぼ達成した。今後の展開としては、miR-124投与後の血清マーカーの変動を明らかにすることにより、より治療的効果の客観的証拠を集めて技術移転への可能性を高めたい。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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