光センシングを利用した食品偽装防止技術に関する研究
研究責任者 |
河野 俊夫 高知大学, 農学部門, 教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 工業製品の管理で用いられる IC タグやバーコードは食品に対しては異物であり利用ができない。そこで食用物質を利用した新しい食品管理特殊コードに関する試験研究を行った。光技術の応用によってコード識別を行うもので、輸入冷凍食品を始めとする各種の高付加価値食品を流通段階で精密管理する手法の開発を目標とする。本年度の試験研究では、管理特殊コードに用いる食用物質の候補について、その光特性を測定し、管理特殊コードを正確に読み取るための固有特性範囲を分析した。その結果、食用物質を用いた管理特殊コード作成のための基本固有波数を明らかにすることができた。今後、管理特殊コードを実用化するための、暗号化方法および解読方法に関する基本技術を開発する。
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