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豆類加工廃液に含まれるタンパク質のリン酸カルシウムによる効率的回収技術の開発と回収タンパク質の活用

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 石原 那美  愛知県産業技術研究所, 食品工業技術センター分析加工技術室, 技師
研究期間 (年度) 2011 – 2012
概要豆類の加工工程で排出される大量の浸漬水や煮汁は、豆類由来のタンパク質、糖類、有機酸などの有用成分が含まれているにも関わらず、大部分が廃液として処理されている。そこで本研究では、申請者らが開発したタンパク質高吸着性リン酸カルシウム(CAP)を用いて、豆類加工廃液(小豆煮汁)からタンパク質を効率的に吸着回収する技術を開発した。CAPの選択や吸着条件の最適化を図り、小豆煮汁から72.9%のタンパク質を吸着回収することに成功した。CAPからの回収物に、アンジオテンシン変換酵素阻害作用や抗酸化作用を持つ成分が含まれていることを明らかとした。今後、これらの機能性成分について詳細な検討を進めることで、小豆煮汁の新規食品素材開発が期待できる。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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