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溶剤可溶性を示す高耐熱性芳香族ポリケトンの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 前山 勝也  山形大学, 大学院理工学研究科, 准教授
研究期間 (年度) 2011 – 2012
概要本課題では、高性能エンジニアリングプラスチックの一つである「芳香族ポリケトン」素材の一層の高耐熱性・十分な溶解性・十分な高重合性の付与を図ることを目指した。高耐熱性の目標値として、ガラス転移温度240度以上のポリマーの開発を目指し研究を行った。すなわち、ポリケトン主鎖に、十分な溶解性を付与することを目的に、「1,1’-ビナフチル単位」を導入し、その2,2’-位での分子鎖伸長を試みた。その結果、パラジウムナノクラスター触媒を使った鈴木-宮浦クロスカップリング重合反応を行うことで、ガラス転移温度240度を超える可溶性芳香族ポリケトンの合成を実現した。さらなる耐熱性の向上を目指し、「1,1’-ビナフチル単位」からの分子鎖位置の変更および組み込む芳香族単位の分子設計の改良を行うことにより、ガラス転移温度290度を超える可溶性芳香族ポリケトンの合成を実現した。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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