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カイコウイルス多角体による新規ドラッグデリバリーシステムを用いた歯槽骨・顎骨再生療法の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 松本 剛一  神奈川歯科大学, 歯学部, 准教授
研究期間 (年度) 2011 – 2012
概要多角体に固定化された生理活性因子は、長期間、安定して多角体から徐放されることが明らかにされている。そこで本研究は骨形成タンパク質(bone morphogenetic protein-2:BMP-2)を多角体に固定化して骨再生のマテリアルとして骨欠損部に応用したBMP-2徐放製剤として機能させることで良好な骨再生が得られるかどうか成犬下顎骨を用いて検討を行った。その結果、BMP-2固定化多角体を骨欠損部に移植した場合、空の多角体を移植したのに比べて有意に骨再生が高いことが明らかとなった。これはラット頭蓋骨々欠損部で行った骨再生実験と同様な結果であった。今後の展開としては、血管新生因子を固定化した多角体を併用することで、より効果的な骨再生療法の開発を行う必要があると考えている。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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