ペルオキシレドキシン6のメチルグリオキザールによる翻訳後修飾を標的とした糖尿病合併症の評価系開発
研究責任者 |
伊藤 友子(大矢友子) 京都府立医科大学, 医学研究科, 准教授(寄附講座)
|
研究期間 (年度) |
2011 – 2012
|
概要 | 糖尿病の診断で現在の診断マーカーであるHbA1cは有効性が示唆されているが、適用できない患者も存在する。糖尿病では高血糖や酸化ストレスによりメチルグリオキザール(MG)が赤血球の主要な抗酸化酵素ペルオキシレドキシン6(Prx6)を修飾する。Prx6は発現量が多くHbと並んで血糖値の影響(修飾)を受けやすいため、有望な指標と考えられる。我々は、MG修飾Prx6を分子標的として、簡便な測定系の確立を試みた。また、酸化修飾及びMG修飾を認識する抗体を組み合わせることにより、進行度を複合的に評価可能な系の確立を目指した。有用性検証を終え、キット化の段階へ至った。本測定系の確立により、合併症の病態進展を的確な上に早期に把握できる評価系として、予防と治療に貢献するものと成り得る。
|