単一の回路設計で様々な用途に適合する降圧型および昇圧型電流モードDC-DCコンバータICの回路技術の開発
研究責任者 |
杉本 泰博 中央大学, 理工学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 本研究ではいかなる使用状態、応用においても単一の回路構成でループの安定性が確保できるよう電流モードDC-DCコンバータICの統一化回路技術を開発する事を目的とした。研究の結果、降圧型電流モードDC-DCコンバータでは、2次スロープ補償を用いた回路構成とする事、昇圧型電流モードDC-DCコンバータにおいては、3状態制御と単純な電流帰還を組み合わせた構成とする事で、入出力条件によらずあらゆる場合で負帰還ループの安定性を確保できる事を見出した。統一化された回路を使用すれば、電流モードDC-DCコンバータICの回路を設計する部門の設計効率を大幅に上げる事が可能である。今後は企業と共同での試行が必要である。
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