骨由来ヒドロキシアパタイト配合鉄筋腐食抑制コンクリート基材の開発
研究責任者 |
掛川 寿夫 香川大学, 工学部/工学研究科材料創造工学専攻, 教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 家畜骨及び魚骨廃棄物から、強力な金属鉄からの鉄イオン溶出抑制作用及び金属イオン吸着作用を持つヒドロキシアパタイト(HAP)を製造し、HAP を配合した鉄筋腐食抑制機能を持つ新規コンクリート基材の開発を目指した。また、HAPの金属鉄腐食抑制機構を解明することを目的として、HAPの金属からの金属イオン溶出抑制作用及び金属イオン吸着作用の詳細な化学反応機構についても追求した。近年、鉄筋コンクリート構造物内の鉄筋腐食による耐久性低下が大きな問題となっているが、鉄筋腐食機能を有するコンクリート基材は、未だ開発されていない。家畜骨及び魚骨廃棄物の再資源化技術の開発は、高度な資源循環型社会の構築において非常に重要である。
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