研究責任者 |
成瀬 央 三重大学, 大学院工学研究科情報工学専攻, 教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | トンネルの内空変位(天井と側面の半径方向の変位)を計測する内空変位センサを開発した。このセンサは、内空変位が伝搬される円弧状曲り梁とそれによって生じるひずみを計測するためのファイバブラッググレーティング(FBG)からなっており、梁に生じる変位とひずみとの関係の力学的解析に基づいている。アルミニウム製中空パイプ曲り梁にFBGを設置した内空変位センサを製作し、これを用いて実験を行った。その結果、目標とした計測誤差2mm(内空変位センサ直径2mの1%、のさらに10分の1)に対し、得られた誤差は変位20mmに対して最大でも2mmであり、目標の精度で計測できたことが確認された。
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