研究責任者 |
太田 進 名古屋大学, 医学部保健学科, 助教
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 本研究の全体目的は、先行研究で変形性膝関節症症例と脳卒中片麻痺症例において歩行改善した膝関節屈曲アシスト装具を一般高齢者の転倒予防用に再開発し、実際に応用してその効果を検証することである.まず、本期間においては、3種類のサポータとは1)編み込みにより膝屈曲をアシストするサポータ、2)ゴムチューブを用いたもの、3)形状記憶合金を用いたものの開発であり、開発は完成した.その後、健常成人7名を対象に装具を付けない状態と1-3の状況で、歩行解析を行った.個々の特徴があり、膝屈曲はサポータ1、フットクリアランスはサポータ2、足関節の蹴り出しに関しては、サポータ3が効果的であった.装着感に関しては、サポータ3が最も良い結果であった.研究目的は、ほぼ達成され今後は実際の高齢者へ応用が必要となる.
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