概要 | アユは内水面漁業における増養殖対象として最重要魚種のひとつである.産卵期のアユには婚姻色が発現し,市場価値が下がるため,日没前から夜中まで白熱灯を点灯して成熟を抑制する電照飼育が日本全国で広く行われている.申請者は、光受容体が存在する眼球および松果体を除去した魚類が光による成熟制御が可能なことや複数のオプシン遺伝子が脳内に発現していることを明らかにしてきた.本研究では、オプシン遺伝子の吸収特性にあわせた波長のLED 光を様々な強度で照射し,アユの生殖腺発達を抑制することができるLED 光の波長を同定する.これによりアユ電照飼育用LED 光源が開発を行い,水産増養殖のグリーンイノベーションに寄与する.
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