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Bio-nanocapsuleを応用した血管炎症部位への積極的ドラッグデリバリーシステムの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 坪井 直毅  名古屋大学, 医学系研究科腎臓内科, 助教
研究期間 (年度) 2011 – 2012
概要本研究は、炎症局所細胞や、遊走白血球上の表面分子に対するモノクローナル抗体と薬剤封入バイオナノカプセル(BNC)を結合した抗体結合BNC(BNC-αIgG)を用いて、炎症部位特異的なドラッグデリバリーシステムを構築することを最終目標とする。本期間では、目標に向けた初段階として、血管内皮細胞特異的抗E-selectinあるいは白血球特異的抗CD11b抗体結合BNC(Cy3標識)の炎症部位への効率的到達をマウス腎虚血再還流モデルで検討し、BNCの炎症部位特異的到達を示唆する結果が得られた。また薬剤非封入BNC-αIgG自体は疾患活動性に影響を及ぼさないことが証明された。今後投与BNCの炎症組織における局在について、免疫組織学的にさらに詳細な検討を予定している。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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