高精度異方性降伏関数の開発とプレス成形加工シミュレーターへの適用
研究責任者 |
上森 武 近畿大学, 工学部機械工学科, 講師
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 本研究では、高精度異方性降伏関数とそれを適用した有限要素法の開発を行った。高精度降伏関数は不変量をベースとした6次降伏関数で、従来の降伏関数よりも高精度に流動応力の方向依存性とr値の面内分布(塑性異方性)を再現し、汎用有限要素法ソフトウェアに組み込むことが完了した。これは当初の目標を100%達成した。更に、新アルゴリズムの開発により計算コストも従来の理論と比べて設定問題に依存するが、最大2倍ほどの低減も可能にした。今後は本降伏関数と開発したプログラムを商用プログラムとして早急に適用し、工業界での積極的な使用をソフトウェア会社に依頼する。
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