標的外遺伝子への影響(オフ・ターゲット効果)を回避する実用的なRNA分子の開発
研究責任者 |
北出 幸夫 岐阜大学, 工学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 申請者らは、短鎖二本鎖RNAが遺伝子発現を抑制する過程で重要な役割を担っている3’-末端ダングリングエンド部位と、これら短鎖二本鎖RNAが標的遺伝子以外に影響を及ぼすこと、即ちオフ・ターゲット効果に着目し研究開発を進めた。本年度は最終年度として目的化合物の合成と化学修飾オリゴヌクレオチドの合成、及び得られたオリゴヌクレオチドを用いて活性評価を行った。当初の目標であった、オフ・ターゲット効果を回避する実用的なRNA分子の開発に成功し、またRNAi活性をON/OFF制御することの新しい知見を得た。今後も本研究を継続し、データを精査していく予定である。
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