有機薄膜太陽電池を指向した有機半導体ナノ結晶の薄膜化
研究責任者 |
増原 陽人 山形大学, 大学院理工学研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 目標;サイズ・形状制御された有機半導体ナノ結晶をウェットプロセスにて薄膜作製する手法を確立することで、有機薄膜太陽電池を構築し、変換効率向上への最適なナノ構造の道筋を明らかにする。 達成度;再沈法をベースとした手法によりサイズ15-400 nmの範囲でC60ナノ結晶の作製に成功した。またそれらナノ結晶を液-液界面集積法によりナノ結晶の単層薄膜化にも成功した。これら薄膜は有機太陽電池の最適構造と言われる櫛形構造に類似した疑似櫛形構造をとる。 今後の展開;ナノ結晶の薄膜化最適条件(用いるナノ結晶サイズ及び薄膜化条件)および多層構造化の為の最適溶媒条件等をさらに探索する必要があり、また窒素雰囲気下といった素子作製環境を整えることも重要である。
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