脳波光駆動反応を利用したコンピュータへの文字入力システムの開発
研究責任者 |
深見 忠典 山形大学, 大学院理工学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 本研究は、汎用ディスプレイ上に呈示された文字群から被験者の意図する文字を脳波により入力するためのインターフェイス構築が目的である。本研究では、文字の点滅周波数に対応する脳波成分が観測されることを利用するが、ここでは、点滅に使用する視覚刺激の最適な物理特性の獲得、点滅周波数の割り当て方法や判別に要する時間の短縮化を目指し実験を行った。結果として、汎用のディスプレイに表示される輝度レベルでも脳波による文字識別は可能であるが、高周波の点滅においては、計算機のタイマー機能を用いた文字呈示では、呈示間隔のばらつきにより意図した周波数からシフトした周波数として計測された。また類似する点滅周波数が入力対象文字の周辺の文字に割り当てられた場合、脳波における干渉が生じるため、今後は周波数の最適な割り当て方法も含めた研究が必要不可欠である。
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